イギリスはどうだったのでしょう。
1896年、レッドフラグ法の廃止と共に、他国から遅れを取って英国の自動車産業は幕を開けます。この時代になると、自動車は個人用途のばかりでなく公共用途にも広がり始めます。

1911年には、ついに馬車引きのバスは完全に姿を消しました。これらのバスは全てロスリー、ガイ、ダイムラー、レイランド等の自動車会社によって製作されたモーターバスに置き換えられました。

 英国は自動車製造への参入こそ遅れたにも拘わらず、第1次世界大戦勃発の直前の何年間の間には、すでにドイツやフランス、アメリカといった国々のライバルとして肩を並べるまでになっていきました。
ヘンリー=ロイスとチャールズ=ロールスは1906年にロールスロイス社を設立しています。これは現在でも英国を代表する自動車会社として世界的に有名です。